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life style仕事で活躍するためにパートナー選びは先手必勝
――片田さんは結婚や出産をキャリアプランの中に入れて考えていましたか?
組み込んでいましたね。出産は一番不可逆なことだと思ったので、コスパよく出産できるタイミングはいつで、それまでに結婚しようということは思い描いていました。パートナーは大学時代の友人なのですが、8年ほど付き合ってそのまま結婚したという流れ。仕事で活躍することに憧れがあったので、恋愛や婚活にキャリアを邪魔されたくないという思いもあったんです。

現在のお仕事スタイルは?「朝の家事は夫がやってくれて、私は保育園の送りを担当、9時から17時までは仕事の時間で、打ち合わせや資料作りをしています。そのあと22時までは母の時間で、そのあとまた仕事を再開するという生活です」
――今後の展望を教えてください。
事業を大きくしたいですし、家事育児の分担比率を意識することを日本にもっと広めたいです。北欧ではパートナーの負担を減らすために積極的に分担していくし、当たり前に親として家庭業務に参画していて、その結果分担比率が男女で変わらないのに対し、日本は男性が「手伝う」というマインドがまだあると感じています。男性がイクメンになるんじゃなくて、男女どちらも「親」としてフラットに家事育児を担当することが普通になる社会にしたいです。
――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」が昔から好きな言葉です。もともと「仕方ない」で諦めたくないという思いを持っていましたが、それでも出産や育児では「仕方ない」と思わなきゃいけないことが多くて。でも、サービスを作ったり事業を進める上で、それすらも「為せば成る」んじゃないかと思うようになりました。愚痴を言うだけじゃなくて、解決する行動を起こすといつか成せるのではと思います。
「娘を産んだことが転機になった」と語る片田さん。同じ女性としてより生きやすく、働きやすい社会に変化していけるよう、今一度コミュニケーションの重要性を考えていきたいですね。
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